【KSプロジェクト】福島県の“現在”を見て感じて考える
2020.01.11
去る12月25日〜27日、震災と原発事故を経験した福島県を訪れ、福島のありのままの姿と復興に向け各分野で果敢にチャレンジする人々と対話をすることを目的としたスタディツアーが行われました。
福島県観光交流課の皆様の多大なるご協力のもと、高1、高2の希望者15名が、4回の事前学習を経て臨みました。
3日間それぞれの地域で、元東京電力社員のAFW代表吉川さん、東京電力の社員の皆様、川内村商工会の井出会長、おおくままちづくり公社の高田事務局長、双葉漁業共同組合の石井船長、なみえ創成中学校の半杭校長先生、小高ワーカーズベースの和田さん、えこえね南相馬研究機構の高橋理事長、いいたてホームの三瓶元施設長と、非常に多くの方々と対話を重ねました。全行程で、まちづくりなみえの菅野さんが対話の促進と振り返りをサポートしてくださいました。振り返りの過程で、諸問題をSDGsの17の目標に関連付け整理する取り組みも行ないました。
富岡町から浪江町へ向かう国道6号(一部帰宅困難区域)を線量計を見ながらバスで通過したとき、浪江駅周辺を散策しながら多数の解体待ちの家屋を見たとき、全員が避難して助かった浪江町の請戸小学校、海岸から1.5kmにもわたる更地、生死を分けた大平山を訪れたとき、汚染土壌を詰め込んだフレコンバッグをいく先々で見たとき、生徒たちは何を感じたでしょうか。復興に向けチャレンジしている方々との対話を重ね、皆で毎日振り返りを続ける中で、今後自分の行動がどうあるべきか深く考えさせられたのではと思います。
本ツアーでお世話になりました福島県の皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。